ふぁぁのブログ

父が子に贈る人生において大切な〇〇

職業人としての心構え


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ゆうたとひなへ

 

君たちがどんな職業につくか、あるいは、既についているかもわからない。

 

でも、ある年のダボス会議で今生まれる子の65%が今ない職業につくでありろうという報告があった。

 


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すごい事だね。

 

ふぁぁは、ワクワクする♪ヽ(´▽`)/

 

君たちがまだ幼い頃、ふぁぁは介護施設や病院で働いていた。

 

これを書いている今もその領域にいる。

 

この中で得た気づきから、築いた価値観を少し記しておきたい。

 

医療や介護は、誰もが避けて通れないライフイベントだ。


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君たちも病院で産まれた。

 

その誰もが世話になるサービスは、日本文化に照らし合わせると、売り手と買い手のポジションが逆転したやや珍しい商いだとふぁぁは思う。

 

多くのサービス業界では、ものやサービスに関する売買が発生した時、売り手が買い手に頭下げて、取引が終了する。


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スーパー、コンビニ、レストラン。

どこのお会計でも、「ありがとうございました。」って見送ってくれるでしょ?

 

あれ。

 

ところがどっこい、医療や介護の世界では、この構造が異なっている。

 

病院の診察室じゃ、診察を終えた患者が頭下げて出ていく。「ありがとうございました」って。挙げ句フロントに金おいて帰る。

 


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介護の世界は、どうか?

もっとすごい。

 

食事用意したら「ありがとう」、部屋掃除したら「ありがとう」、本当は受けたくもないであろう入浴や排泄の介助したら「ありがとう」…挙げ句、去り際に栄養ドリンクなんかくれたりする(^_^;)

 

いや、「お代ちょうだいしてまっせ?」

なんて言っても、一度出たそれは、絶対に引っ込まない。


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なんともありがたいお仕事なのだが、これにふんぞり返る残念な心持ちの人がいるのも事実だ。

 

商いとは基本、売り手と買い手の価値に対する一致という合意形成が前提で成り立つ。

 

それ故、本来、双方の間には上下の関係は存在しない。

 

にも関わらずだ。

 

過度な権利意識が働いて、買い手が売り手に対して横柄な態度をとるケースが散見される。


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多くの場合、売り手は他に選択肢もある中でうちを選んでくれてありがとうって想いで頭をさげてるんだろう。

 

 

医療や介護の場合はどうか?

 

この領域は、自身の身体がサービス需給の対象で、ネットショップでお買い物という訳にはいかない構図がある。

 

それ故、世話にならざるをえないという相手の弱みを握った商いであるという特性をもっていて、かつ、売上の7割から8割が全国民が支払ってくれている保険料で担保されている業界特性がある。


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この特性がどんなにすごいことか、パッとはわからないかもしれないけど…

 

例をあげると本屋が年間100~200店舗閉店に追い込まれるんだよね。

 

そして、その店舗達の万引き被害額と赤字額が概ね一致する。つまり、本屋は万引きによってつぶれているんだよ。



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ところが医療や介護は、仮に全ての患者、ユーザーに万引きにあっても7~8割の売上が保険報酬としては入ってくる。

 

こんな商いそうはない(^_^;)

 

この売り手優位の構造が、相手を我慢をさせてしまう事に対する感覚を麻痺させてしまい、身体の部品修理をする者にしていっちゃうんだよ。


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誰もができる仕事じゃないのに、その価値を損なわせてしまう、世にも恐ろしい構造をしている((( ;゚Д゚)))

 

 

世の中には、沢山のお金の集め方がある。


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就労、株、不動産。

それぞれ、人、金、土地。

何を働かせているかの違いがあるだけ…

 

それでも、他者の生活を直接的に支える社会貢献度や人との関わりで自身の人生を直接的に豊かにする性質を持つ就労収入が最も尊いお金の色をしてるとふぁぁは思う。


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そして、その就労に更なる価値を与えるのは、感謝、真心、恩返しといった、他者に向けた「おもいやり」。

 

自身のコントロール出来る精神世界でそれはいとも簡単に受給も供給できるはずの事なのに、多くの人が、今、隣にいる名前も知らない人の世話になって自分が生かされている事を忘れ…

 

そして、流される…

 

自身を見失わないよう、俯瞰視する鷹の目を養いなさい。

 

君たちは、名前も知らない誰かが全うする役割のおかげで生かされている。


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感謝の念を抱いて自身を社会に投資しなさい。

 

君たちがもっともっと貢献してできる未来をふぁぁは楽しみにしている。

 

ふぁぁより