生きる知恵
ゆうたとひなへ
これを読んでる君たちに何か一生懸命になれる事ができていたらふぁぁは嬉しい。
でも君たちは別に自身の限界を知るために生まれてきた訳じゃない。
だから、何かを一生懸命やる事はいいけど、不幸を感じる程の何かしらにぶち当たって、自らの限界を感じて、自らの存在意義や生きる意味にまで疑問が生じた時は、そこから逃げていい。
「逃げる」とか「臆病」だとかはネガティブにとられがちな行動だけど、人間が上手に生きていく為の知恵だ。
君たちがまだ小さい時に川沿いにさく桜を目当てに花見に行った。
我が家が腰かけてた場所のすぐ隣には、川を挟む橋がかかっていた。
その時、ゆうたがわざわざ、その橋の手すり外側をダッシュでふぁぁともぁが座る場所へもどってきた。
……いや、落ちたらどうすんだよ(^_^;)
そんな心配をよそに、何事もなかったかのように、「お腹すいた!なんかない?」
ふぁぁも、もぁも、しばらく開いた口がふさがらなかった。
たぶん、あの時ゆうたは、「それができない」とか「落ちたらどうしよう」等と微塵も考えてなかった。
たまたま結果がよかっただけ。
当時のゆうたは知恵がなかった。
これを読んでいる今の君は、橋の外側を走ろうとは思わないだろう。
目の前に断崖絶壁があったら、後退りしなさい。
君たちは、幸せに生きるために生まれてきたのだから。
ふぁぁより